■症状がないから安心?  健診結果を放置しない会社が社員を守る■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年7月25日 Vol.6503
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■採用の失敗を防ぐために、今できる一つの判断材料■
https://nakagawa-consul.com/seminar/113_web.html

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■大きな目標より、八〇パーセントの満足を目指す■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■症状がないから安心?
健診結果を放置しない会社が社員を守る■
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「健診で血圧が高いと言われましたが、
特に症状はありません。」

社員からそんな話を聞いたことは
ありませんか。

本人は元気に働いているため、

「様子を見れば大丈夫だろう」

と考えてしまうことがあります。

これは多くの会社で
よくある悩みです。

しかし、脳には症状がないまま
小さなダメージが残っていることがあり、
検査で偶然見つかる場合があります。

自覚症状がないからといって、
問題がないとは限りません。

だからこそ、
健診結果を軽く考えない姿勢が
大切になります。

Q.
社員に症状がないなら、
会社は何もしなくてもよいですか。

A.
会社が診断する必要はありません。

ただ、
健診結果をもとに受診を勧め、
必要な医療につなげることが
大切な役割と考えるとよいでしょう。

受診を後回しにしてしまう人は
少なくありません。

忙しい。

仕事がある。

元気だから大丈夫。

そんな理由で何年も
受診していないケースもあります。

しかし、高血圧や糖尿病、
脂質異常症などは、
将来の病気につながる要因にも
なりやすいものです。

健診結果は、
生活習慣を見直すきっかけとして
活用したいですね。

Q.
社員が突然、
ろれつが回らない、
片手がしびれると言ったら
どう対応すればよいでしょうか。

A.
症状が軽くても、
様子を見るのではなく、
早めに医療機関へつなげる視点が
大切です。

一時的に症状が治まっても、
安心とは言い切れません。

「もう治ったから仕事に戻ります」

という本人の言葉だけで
判断しないことも重要です。

ある会社では、
社員が一時的なしびれを訴えましたが、
すぐ治まったため
本人は仕事を続けようとしました。

上司は無理をさせず、
受診を優先しました。

結果として大きな病気では
ありませんでしたが、

「何もなかったからよかった」

ではなく、

「受診したから安心できた」

という経験が、
職場全体の安心につながりました。

会社としても、
こうした対応手順を
あらかじめ共有しておくと、
いざという時に慌てません。

Q.
会社にできる健康管理とは
何でしょうか。

A.
特別な制度を作ることだけでは
ありません。

健診結果を渡して終わりではなく、

受診を勧める。

受診状況を確認する。

産業医や保健師と連携する。

こうした小さな積み重ねが、
社員の健康を守ることにつながります。

ワンポイントアドバイス

健診結果の受診勧奨を行った日や、
本人への案内内容を簡単に記録して
おきましょう。

次回の声かけがしやすくなり、
健康管理の継続にも役立ちます。

社員が元気に働いていると、
つい安心してしまいます。

しかし、
本当に大切なのは、
症状が出てから慌てることではなく、
症状がないうちに行動することです。

健診結果をもう一度見直し、
会社としてできる健康管理について、
一度立ち止まって考えてみては
いかがでしょうか。

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今ある指導を否定せず、線引きを整理する視点で落ち着いて確認します。
https://nakagawa-consul.com/seminar/089.html

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【本からの気づきメモ】
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■大きな目標より、八〇パーセントの満足を目指す■

欲望は小さくするほど満足しやすくなると
いわれている。日本は豊かになった一方で、
豊かさを当たり前と感じるようになり、
満足しにくくなった面もあるという。

人生は希望と勇気、そしてサムマネーが
あればよいという考え方も紹介されている。
若い頃には欲や夢が原動力になることもあるが、
何事も行き過ぎると苦しさにつながりやすい。

人生は八〇パーセントくらいで十分と思える
ようになると、肩の力が抜けて心にも余裕が
生まれる。不満ばかりに目を向けるより、
満足できている部分を大切にするほうが、
穏やかに暮らしやすくなるという。

何でも完璧を目指すより、ほどよい目標を
積み重ねることが、長く前向きに歩み続ける
秘訣なのかもしれない。

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